視覚障害者情報センターの概要

視覚障害者情報センターとは

 宮城県内唯一の「視覚障害者情報提供施設」です。
 主として点字図書及び録音図書などを製作・貸出、点訳・音訳等奉仕員の養成を行っています。その他、情報誌の提供、プライベートサービス、音声パソコン等の操作体験、相談業務等、種々の福祉サービスを行っています。

業務概要

点字・録音図書等の拡充

  • 令和3年度末の蔵書数は、点字図書が38,588冊(12,959タイトル)。デイジー図書は9,696枚(9,679タイトル)、テキストデイジー図書117枚(117タイトル)、マルチメディアデイジー図書143枚(143タイトル)となっています。
  • 郷土関係図書の製作に注力するなど、奉仕会選定委員を交えて製作図書の選定を行っています。利用者の方からの声も積極的に取り入れております。
  • 視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」の図書データを利用して貸出を迅速化しています。

視覚障害者向け図書の製作と貸出

  • 多くの奉仕員の協力を頂き、点字図書・録音図書を製作し貸出をしております。
    令和3年度受入れ図書
     点字図書          255タイトル(680冊)
     デイジー図書        407タイトル(413枚)
     テキストデイジー図書    27タイトル(27枚)
     マルチメディアデイジー図書 28タイトル(28枚)
  • 利用者からの図書貸出の希望については、Web図書館システムにより、自館で所蔵してない図書の希望に対しても、迅速に応じています。

利用登録者への情報提供サービス

  • ご希望により点字・録音図書の目録を差し上げています。
  • 月刊のセンター広報誌「視覚情報センターだより」(点字版・音声CD版・デイジー版・墨字版・メール版)等により、最新の図書関連情報や生活関連情報を提供しています。
  • 点字版・FD版・デイジー版の月刊生活情報誌を作成し希望者に送付しています。

奉仕員の養成

  • 宮城県地域生活支援事業実施要綱に基づき、点訳奉仕員、音訳奉仕員及び録音図書校正奉仕員、デイジー図書編集奉仕員の各養成講座を開催しています。
    なお、年度により開催しない講座もありますので、受講ご希望の方はお問合せ下さい。
  • 市町村の点訳・音訳奉仕活動に従事するボランティアを支援するため、地域講習会を開催しています。

プライベートサービス

  • 一般図書のほか、利用者個人が日常生活において必要とする生活関連資料や、個人から希望のあった図書を、点訳・録音資料にするサービスを行っています。
  • 音訳奉仕員の協力を得て、利用者の希望に応じて図書等を対面で音訳するサービスも実施しています。

相談業務

  • 日常の社会生活における相談も受け付けています。
  • 中途失明等で、点字を学びたい方への支援を行っています。
  • 音声対応ソフトを搭載したパソコン、拡大読書器、プレクストーク等を設置し、希望者に体験してもらっています。

講師の派遣及び点字器の貸出

  • 宮城県内において、自治体や各種団体が開催する点訳または音訳等の研修会に講師を派遣します。
  • 視覚障害者福祉学習の一環として、点訳の勉強をする際に必要な点字器の貸出を行っています。

つながり作り(地域連携推進業務)

  • 「見えないってどういうこと?」「どのように支援すれば良いの?」など、視覚障害や支援に関する基礎知識などについて、出前講座を実施しています。同じ地域の中で安心して暮らすためのつながりづくりをお手伝いします。
  • 地域において視覚障害者が情報障害とならないよう、県内各地で情報交流会を開催します。