令和7年6月15日発行第637号
視覚情報センターだより
令和7年6月号
***今月のメニュー***
1.お知らせします
2.教えて!! 社会資源
3.情報センター防災コラム
4.ピッカピカ新刊紹介 -点字図書・録音図書紹介
宮城県視覚障害者情報センター
〒980-0011 仙台市青葉区上杉6-5-1
TEL 022-234-4047
FAX 022-219-1642
(夜間・閉館日は留守番電話をご利用下さい)
■■1 お知らせします
■(1) 情報センター機器講習会について
今回は、有限会社エクストラの方を講師としてお招きし、午前中に「センスプレーヤー」の体験会、午後は、ICTサロンとして「ブレイルセンス/センスプレーヤー」のユーザーの方を対象としたよろず相談会と、同時開催「iPhone・iPad」のよろず相談会を開催いたします。
初めての方の参加も歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。
※「センスプレーヤー」は、デイジー図書の再生、サピエからのデイジー図書のダウンロード・再生、OCR読み取り・読み上げ、などの機能をもつ、携帯型のマルチプレーヤーです。
日時:7月6日(日) 10時~16時
【午前の部】 「センスプレーヤー」の体験会 定員 5名 10:00~正午
【午後の部】①「ブレイルセンス/センスプレーヤー」よろず相談会 定員各1名
(1)13:00~13:45
(2)14:00~14:45
(3)15:00~15:45
②「iPhone・ iPad」のよろず相談会 13:00~15:00 定員4名程度
お申し込み時に、「体験会」「よろず相談会」のいずれか、もしくは通しでのご希望についてと、「よろず相談会」ご希望の方は「ブレイルセンスシリーズ」「iPhone iPad」のいずれかと「時間帯」「相談したい内容」をお伝えください。お申し込み締め切り:7月2日(水)
■(2) 視覚障害者情報交流会のお知らせ
前月号に引き続き、情報センター主催の情報交流会の開催についてお知らせします。皆さんで集い、情報を共有する場にしたいと思っておりますので、お近くで開催の際は、お気軽にご参加ください。
視覚障害者向けの日常生活用具や便利グッズなども展示しますので手に取ってご確認・体験いただけます。
1 亘理町 7月10日(木) 13時~15時30分
会場:亘理町悠里館 3階 視聴覚ホール
内容
音訳とボランティア活動について(プチ朗読会)、懇談会、福祉用具紹介・体験
2 栗原市 7月17日(木) 13時~15時30分
会場:栗原市市民活動支援センター 多目的室
内 容
講 話「お薬の正しい飲み方について」、懇談会、用具・便利グッズの紹介・体験
3 大河原町 7月24日(木)13時~15時30分
会場:大河原町中央公民館 地下1階 まちづくりルーム
内容
講話「当事者のお話(ピアノを聞きながら)」、懇談会、用具・便利グッズの紹介・体験
4 山元町 7月29日(火) 13時~15時30分
会場:ひだまりホール 3階 会議室 5
内容
耳で楽しむ読書「デイジー図書の紹介」、懇談会、用具・便利グッズの紹介・体験
このほかにも、各地域で開催しますので、お近くの方、近隣地域の方もお気軽においでください。会場でお待ちしております。
■(3) すいてん会のお知らせ
7月のすいてん会は、簡単な調理をテーマに開催します。
講師として「テープみやぎ今月の料理」でおなじみの翁千秋さんをお迎えして
この時期にぴったりな水まんじゅうと簡単ラッシー(ヨーグルトドリンク)を作ってみませんか?
普段調理をしていない方の参加も歓迎しますので、お気軽にご参加くだい。
日時:7月16日(水) 13時~14時
材料費:300円
定員:10名
締め切り:7月14日(月)
※この事業は宮城県視覚障害者福祉協会の「社会生活訓練事業」として行うものです。
■(4) 差し上げます
以下の資料を差し上げます。
なお、先着順とさせていただきますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。お一人様3タイトルまでとさせていただきます。
締切は、7月15日といたします。
【点字版】
○心の糧 5月号
○にってんブレイル 5月号
〇東洋療法 366号
〇点字こうめい 5月号
〇点字厚生 第308号
〇出版図書ニュース 5月号 京都ライトハウス/発行
〇石川県広報誌 春号
○キューピー3分クッキング 4月号
〇せんだいメディアテーク録音・点字データ、映音資料案内 4月号
〇歳月がくれるもの-まいにち、ごきげんさん 田辺聖子/著 全2巻
〇頻尿・尿もれがみるみる改善する食べ方大全 堀江重郎・斎藤恵介/著 全2巻
〇72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし ロコリ/著 全2巻
■(5) プライベートサービスの点訳資料について
センター所属のボランティアさんが、以下の資料の点字版を製作しました。ご希望の方は、情報センターまでご連絡ください。用紙代のみでお分けします。
①tbcラジオ番組表2025年春
②DateFM番組表2025年春
■(6)希望の星の販売コーナーについて
情報センター内1階交流ホールにて、仙台市内の就労継続支援B型事業所「希望の星」さんの販売コーナーが常設で設置されました。
ハックルベリーソースや菊芋パウダー、点字用紙をつかった一筆箋・ポチ袋など視覚に障害のある方が製作された商品が並んでおりますので、来館された際にはぜひお手にとってみてください。
■(7) 見えない、見えにくいとお悩みの方の個別相談会
読みたい、書きたい、仕事がしたい、進学したい、体を動かしたいなど、やりたいことがあるけど、どうしたら良いか困っていることはありませんか?
眼科医、視能訓練士、歩行訓練士、視覚障害当事者がお話しを伺いながら使える道具や相談先をご紹介したりして解決方法を探します。
相談は無料です。障害者手帳は無くても大丈夫です。
どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
日時:7月6日(日)午前10時から午後4時
会場:拓 ヒラケルホール
所在地: 気仙沼市南町3-2-5
電話: 0226-48-5091
お問い合わせは「あさひがおか眼科」までお願いします。
電話022-727-5391
※ご参加の方は「あさひがおか眼科」まで事前のお申し込みをお願いいたします。事前申し込みが無くても参加いただけますが、お待たせする場合がございます。
■(8)令和7年度前期職業訓練見学説明会について
宮城障害者職業能力開発校から視覚障害のある方向けのコースをご案内します。
パソコン基礎科(訓練期間6か月)
開催日:7月2日(水)
対 象:就職活動を行っている障害者手帳をお持ちの方・ご家族、就労関係支援者
内 容:訓練概要説明、施設見学、個別相談(希望者のみ)
会 場:宮城障害者職業能力開発校(仙台市営地下鉄台原駅下車徒歩5分)
日 程:開場13時、説明会13時30分~15時30分
申込方法:開催日の2日前までに電話、FAXまたはメールでお申込みください。参加希望者が各回定員10名に達し次第締め切らせていただきます。
問合せ:宮城障害者職業能力開発校
〒981-0911 宮城県仙台市青葉区台原5-15-1
電話:022ー233-3124(平日9時~17時)
FAX:022-233-3125
メール:syokn@pref.miyagi.lg.jp
■(9) 「第20回 ワン!ぱくっ子サマースクール」参加者募集のお知らせ
視覚に障害のある小学生とご家族を対象に「いろんなことにチャレンジしよう!」をコンセプトにサマースクールを開催します。多くの方々の参加をお待ちしております!
開催日:2025年8月2日(土)~8月4日(月)2泊3日
開催場所:日本盲導犬協会仙台訓練センター
参加費:親子ペア17500円 家族1名追加毎5000円
内容:カヌー体験、川遊び、花火、盲導犬体験歩行など(内容については変更する場合がございます。詳細についてはお問い合わせください)
申し込み締め切り:2025年6月25日(水)
問い合わせ・申し込み:公益財団法人 日本盲導犬協会仙台訓練センター
視覚障害サポート部
〒989-3163 仙台市青葉区茂庭字松倉12-2
TEL:022-226-3910
政府広報に、以下の記事が掲載されていますので転載します。
「リフィル処方箋」をご存じですか?1通の処方箋で最大3回まで繰り返し使用できるというものです。通院の回数を減らせるなど、様々な人にとってメリットがあるリフィル処方箋について、分かりやすく解説します。
Q1:リフィル処方箋とは何ですか?
A1:リフィル処方箋は、症状が安定している患者で一定の要件を満たした場合に、医師が定めた期間内に最大3回まで繰り返し使用可能な処方箋です。通常の処方箋では、医師が決めた日数分の薬を1回だけ受け取れますが、リフィル処方箋では、診察を1回受けて1通の処方箋を発行してもらうだけで、一定の間隔で最大3回まで繰り返し薬を受け取ることができます。
Q2:どのような患者が対象になりますか?
A2:リフィル処方箋の対象となるのは「症状が安定している患者」です。「薬剤師による服薬管理の下、一定期間内に処方箋の反復使用が可能」と医師が判断した場合に限られます。
Q3:どのような疾病が対象になりますか?
A3:リフィル処方箋が処方される疾病としては、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やアレルギー性鼻炎などの慢性疾患が多くなっています。ただし、これらの疾病であれば必ず発行されるものではありません。
また、処方できる薬は限定されており、新薬・湿布薬・向精神薬など一部の薬は処方ができません。医師の判断によってリフィル処方箋の処方となった場合は、処方箋に設けられた「リフィル可」の欄のチェックボックスにレ点と適用回数が記入されます。
Q4:リフィル処方箋のメリットを教えてください。
A4:リフィル処方箋のメリットは、受診の回数や通院時間、診察の待ち時間を減らすことができ、診察費用や受診のための交通費の削減にもつながる点です。個々の医療費の節約は、社会全体で使われる医療費の総額の抑制にもつながります。結果的に保険料や税金で賄われている医療保険の負担の上昇を抑え、公的医療保険制度を維持する上でも効果が期待できます。
Q5:リフィル処方箋による薬の受取方法を教えてください。
A5:受取りに当たっては、1回目の有効期間が通常の処方箋と同様に診察から4日以内となっており、この期間内に薬局で薬を受け取る必要があります。2回目以降は診察なしで薬を受け取ることができ、調剤予定日(投薬期間を経過する日)の前後7日の間に薬を受け取ることになります。それぞれ別の薬局での受取りも可能ですが、継続的に服薬状況を管理するためにも、可能な限り同じ薬局をご利用ください。
リフィル処方箋で薬を受け取るときには、薬局の薬剤師が患者の体調や服薬状況を確認することになっています。必要に応じて、患者に医療機関への受診を促したり、医師に服薬状況の情報共有を行ったり、場合によっては投薬の中止の判断をしたりすることもあります。また、患者自身が気になる自覚症状や体調の変化がある場合は、リフィル処方箋を受け取っている期間内でも医師の診察を受けることが重要です。
Q6:リフィル処方箋を保管する際の注意点を教えてください。
A6:リフィル処方箋は同じ処方箋を複数回使用するので、1回目の調剤の後、次の調剤まで処方箋をなくさずに保管する必要があります。それに不安を感じるかたは、電子処方箋の活用がおすすめです。電子処方箋では、処方箋の原本が紙から電子データになるため、調剤ごとに紙の処方箋を持参する必要がなく、紛失のおそれもありません。
詳しくは「政府広報 リフィル処方箋」で検索してみてください。
■■3 情報センター防災コラム
みなさんこんにちは。梅雨の時期に入り天候が不安定な日が続いています。またゲリラ豪雨や突然の雷雨等不安定な天候が全国で頻発するようになってきました。
そして毎年、雷による死亡事故が発生しています。特に積乱雲が発達する夏場に多く発生し、釣りやゴルフ、キャンプなどレジャーでの落雷の被害が目立っています。実は「落雷」は非常に身近な現象であり、その危険は私たちと隣り合わせといっても過言ではありません。
実は日本では、多い年でひと夏に100万回、少ない年でも10万回程度、落雷が観測されます。しかし、いざ雷から身を守ると言ってもなかなかイメージできない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、雷から身を守るためのポイントをQ&A形式で紹介しますの「○」か「×」か皆さんも一緒に考えてみましょう。
Q 雷が遠くの方でなっているから、まだ大丈夫だ。
A 「×」すでに危険な状態です。雷の音が聞こえたら、すぐに安全な場所へ避難しましょう!
音は1秒間に約340m進みます。稲光を見てから音を聞くまで10秒だったら、3.4km先で雷が起きたことになります。しかし、雷雲の大きさは数10kmにおよぶこともありますので、雷鳴が聞こえたときは、すでに雷雲の下にいるのです。
雷鳴は危険のサインです。稲光を見てから音が聞こえるまで間隔があったとしても大丈夫と安心してはいけません。
一般的には雷鳴後30分たっても次の雷鳴が聞こえないようだったら、外での活動を再開しても大丈夫だといわれています。ただし、周囲に雷雲がないか気象情報を確認しましょう。
Q 雷が近づいたとき金属製の白杖を持っていたら危険なのですぐに手放した方が良い。
A 「×」貴金属を身につけていても、いなくても雷は高いところに落ちるので変わりません。
「雷が鳴ったら金属類を外せ」と聞いたことがある人もいるとは思いますが、実は雷は「金属」「絶縁体」の違いにかかわらず、高い所に落ちやすい性質があります。
したがって、白杖や傘、釣ざおやゴルフクラブなど、長いものを体より高く突きだす行為は大変危険です。先がとがったものは特に危険なので、雷雨中は傘をささないようにしましょう。
特に周りに高い建物がない平地はとても危険です。屋外で雷に遭遇したら、すぐに近くの建物や公共施設等のより安全な場所に避難し、雷雲が通り過ぎるのを待ちましょう。
近くに建物がない場合は、低い姿勢を取り、頭と耳を両手で覆いましょう。開けた場所にいる場合は、地面にしゃがみ、体を小さくすることが重要です。
Q 雷が鳴った際、高い木の下に逃げ込めば安心だ。
A 「×」木に落雷した場合、雷の電流が、電気を伝えやすい人体に飛び移ることがあり、とても危険です(これを側撃雷といいます)。
被害を受けないためにも、木から4メートル以上は離れて身をかがめてください。林や森のように木々が生い茂っている場所でも、安全とはいえません。
Q 車や建物の中は絶対安全だから安心だ。
A 「〇」ただし、比較的安全ではあるが、注意が必要。
車やバス、電車、飛行機などの中は基本的には安全な場所です。ただし、必ず窓を閉めて、車内の金属部品に触れないようにしましょう。
また、鉄筋コンクリートなどしっかりした建物の中にいれば、万が一建物に雷が落ちたとしても、電気は建物の壁を通して地面に吸収されるので安全です。
木造建築も基本的には安全ですが、電話や電気器具、水道の蛇口など金属に触れていると感電する危険があります。
いずれにせよ、屋内にいるときに雷が近づいてきたら、電気器具、天井、壁から1メートル以上離れるようにしましょう。
実際に車や家の中で感電した例もあり、屋内だからといって100パーセント安全とはいえません。また、パソコンや電化製品を保護するためにも必要に応じてコンセントを抜きましょう。
夏のある日、お昼ごろまでは快晴だったのに、午後を過ぎるといきなり雷雨に…。
こういった天候の急変は、積乱雲の発達によるものです。夏の積乱雲は入道雲とも呼ばれますが、発達した積乱雲は、時に強雨、突風や落雷をもたらします。
天候の変化に注意し、早めに正しい判断をすることが身を守ることにつながります。気象庁から雷注意報が出ていたり、発達した積乱雲が近づいてきたときは外出を控えましょう。
また、出かける際は事前に、大気が不安定になっていないか、気象情報や雷注意報等を確認して、自分の今後の行動を判断する習慣をつけましょう。
貸出希望の際は、図書の種類と書名、または番号をお知らせください。予約受付後、6月27日からの貸出となります。
当センターは、平成21年4月より公益財団法人宮城県視覚障害者福祉協会が指定管理者制度により宮城県から指定を受け運営しております。
施設運営及び事業等々に対する利用者の皆様の意見を拝聴し、できるだけ反映させて行きますのでご意見をお寄せ願います。よろしくお願い致します。
視覚情報センターだより令和7年6月号(通巻第637号)
発行日:令和7年6月15日
編集・発行:宮城県視覚障害者情報センター
利用時間は、午前9時から午後5時まで。閉館日は、土、日曜日と、祝日、年末年始ですが、下記の日曜日は開館しております。
7月の日曜開館日 6日、20日
8月の日曜開館日 3日、17日
9月の日曜開館日 7日、21日
〒980-0011宮城県仙台市青葉区上杉6-5-1
TEL:022-234-4047
貸出優先番号:022-234-9407
(夜間・閉館日は留守番電話をご利用ください。)
FAX:022-219-1642
ホームページ:https://miyagi-sikaku.org/
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貸出用メール:kasidasi@miyagi-sikaku.org