令和6年11月15日発行第630号
視覚情報センターだより
令和6年11月号
***今月のメニュー***
1.お知らせします
2.教えて!! 社会資源
3.中村哲の「情報メッケンジャー」
4.ピッカピカ新刊紹介 -点字図書・録音図書紹介
宮城県視覚障害者情報センター
〒980-0011 仙台市青葉区上杉6-5-1
TEL 022-234-4047
FAX 022-219-1642
(夜間・閉館日は留守番電話をご利用下さい)
■■1 お知らせします
■(1) 情報センター機器講習会について
今回はピッカピカ新刊まるごとパックの使い方をご紹介します。
日時:12月1日(日) 10時~15時
【午前の部】10時~正午
情報センターの新しいサービス「ピッカピカ新刊まるごとパック」の使い方を、プレクストークやブレイルメモで使用する方法をご案内します。お申込みの際は希望する機種をお知らせください。
【午後の部】13時~15時
ICTサロン(よろず相談会)
支援を受けたい内容・時間帯を、お申し込み時にお知らせください。
定員:午前・午後とも それぞれ4名程度
申込締切:11月28日(木)
■(2) 視覚障害者情報交流会のお知らせ
情報センター主催の交流会を開催します。見えない・見えにくい方向けの情報機器、便利グッズの紹介及び操作体験、当事者同士での懇談会などを予定しております。視覚に障害のある方やそのご家族、支援者等どなたでもご参加頂けますので、お気軽にお越しください。
日程・会場と講話内容、当日の予定は以下のとおりです。
a.大崎市
12月5日(木)13時~15時30分
大崎市地域交流センター「あすも」2階 研修室1・2
歌とお話 小松伸久さん(視覚支援学校理療科教員・ユーチューバー)、その後懇談会、福祉用具等の紹介・体験
b.塩釜市
12月7日(土)10時30分~13時
塩竈市公民館 第1・2・3会議室
講話「むがしっこの読みがたり聞いてけさいん」at塩竈 読み手 田村文子氏(宮城音訳奉仕会)、その後懇談会、福祉用具等の紹介及び体験
c.岩沼市
12月10日(火)13時~15時30分
いわぬま市民交流プラザ 多目的室 1・2
講話「iPhoneの便利な使い方」、その後懇談会、福祉用具等の紹介及び体験
d.名取市
12月12日(木)13時~15時30分
名取市増田公民館 研修室 1・2(名取市図書館4階)
講話「お薬の飲み方について」、その後懇談会、福祉用具等の紹介及び体験
e.東松島市
12月17日(火)10時30分~13時
東松島市役所南庁舎 2階 会議室
講話「正しい白杖の使い方」(日本盲導犬協会 大谷孝典氏)、その後懇談会、福祉用具等の紹介及び体験
お近くで開催の際は、是非参加してください。
■(3) すいてん会のお知らせ
今月のすいてん会は、iPhoneのアプリ「OKO」の体験と、電動キックボードの音を聞いてみる会を開催します。
「OKO」は、歩行者用信号認識機能とナビゲーション機能を持つアプリです。このうち今回は「歩行者用信号の赤と青の認識機能」を体験してみたいと思います。
また、仙台市内で最近電動キックボードを見かけるようになりました。大変静かに走るので、視覚に障害のある方にとってはヒヤッとする場面がでてくるかもしれません。
まずはどんな乗り物なのかを、実際に近くでさわってみませんか?
日時:11月27日(水)13:00~14:00
場所:情報センター付近
締切:11月25日(月)
■(4) 差し上げます
以下の資料を差し上げます。
なお、先着順とさせていただきますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。お一人様3タイトルまでとさせていただきます。
締切は、12月16日といたします。
【点字版】
○心の糧 10月号
○にってんボイス 10月号
〇点字厚生 第304号
○ふれあいらしんばん 9月号
○自由民主 9月発行
○三流シェフ 三國清三/著 全3巻
○小さなマシを積み重ねる 奏/著 全2巻
■(5) 宮城県眼科医会による個別相談会のお知らせ
宮城県眼科医会による、見えない見えにくいでお悩みの方の個別相談会が岩沼市で開催されます。
視覚に障害のある方や、そのご家族が対象で、手帳がなくても参加できます。眼科医、視能訓練士、歩行訓練士、視覚障害当事者による個別相談が受けられるほか、便利グッズ・福祉機器の展示、紹介もあります。
〇日時 12月1日(日)10:00~16:00
〇会場 いわぬま市民交流プラザ 多目的室2(岩沼市館下2丁目3-1)
〇申込・問合せ あさひがおか眼科(022-727-5391)
■(6) 「みやぎ障害者合同面接会」のお知らせ
宮城県による、「みやぎ障害者合同面接会」が開催されます。
障害者雇用に積極的な企業に採用の機会を提供するとともに、障害者の多様なニーズに応えた雇用・就業の機会を提供することを目的にしたものです。
〇日時12月24日(火)
午前の部:午前10時30分から午後0時30分まで
午後の部:午後2時から午後4時まで
開場及び受付は開始30分前から、面接時間は、1回あたり約20分間
〇会場 アエル5階 仙台市中小企業活性化センター 多目的ホール(仙台市青葉区中央1-3-1)
〇参加企業は決定後、宮城県のホームページで随時お知らせ
〇問合わせ 宮城県雇用対策課雇用推進班 電話022-211-2772
■(7) 日本盲導犬協会による支援者向け視覚障害リハビリテーション講習会のお知らせ
「ご家族や支援をしてくれている方が、見えにくい状況がわからず、困っているようだ」、「もう少し、家族や支援してくれる人に見えにくい状況を理解してもらいたい」ということはありませんか。ご家族や支援してくださっている方に視覚障害の体験を通して、視覚障害のある方々の生活の工夫を知り、適切な支援のための基礎を学ぶ講習会を開催します。ぜひご紹介ください。
対象:視覚に障害のある方の支援者、ご家族等
(これから関わるかもしれない方、関心のある方も含みます)
内容:見えない・見えにくい方の生活上の工夫(講習と体験)
視覚障害リハビリテーションとは?(講習と体験)
移動(白杖、手引き、盲導犬等)・読み書き・日常生活動作 など
日時:令和6年12月21日(土)10:00~15:00
場所:公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター
費用:1,000円(お弁当代・資料代含みます。こちらで用意したお弁当で体験します)
定員:20名(定員に達し次第受付を終了致します)
お申し込み方法:下記URLよりフォームズにてお申込みください。
https://ws.formzu.net/dist/S71981034/
入力が難しい場合には、直接 日本盲導犬協会仙台訓練センターへお電話ください。
締切は11月29日(金)とさせていただきます。
連絡先:公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター
〒982-0263 宮城県仙台市青葉区茂庭字松倉12-2
電話022-226-3910 FAX 022-226-3990
担当:視覚障害サポート部
■■2 「教えて!! 社会資源」~新情報センターのご案内~
前回7月号でご案内した、階段室から、引き続き、1階の廊下の左側を南に向かって1部屋毎にご案内します。
(1)男子トイレ
手すりに黄色のゴムのカバーが取り付けてあり、触るとゴムの柔らかい感触と縦の凸凹が感じられます。
中は左側に小便器が2つあり、手前側の小便器には手すりがあります。
右側には洋式の便座があり、近づくとウォシュレット洗浄をします。
座った状態で、左から非常時の呼び出しボタン(紐がついています)、ウォシュレット操作パネル、水を流すボタン(左が大、右が小)が並んでおり、その下にトイレットペーパーホルダーが2つ並んでいます。
立ち上がると自動で水が流れる仕組みですが、便座に向かって右側にもハンドル式のレバーもついています。
水を流す際には、リモコンのスイッチ、ハンドルどちらを使っても大丈夫です。
洗面台は12時の位置に手をかざすと、自動的に水が流れるようになっていて、ぬるめのお湯がでるようになっております。
左右2つの洗面台の間にポンプ式のハンドソープが置いてありますのでご活用ください。
トイレの照明は自動点灯タイプです。人がいても動かない状態が長く続くと消えてしまう仕組みですが、体を動かすと再点灯します。
冬にはパネルヒーターがつき、冬期にある一定の温度以下になると、自動的にヒーターがつく仕組みとなっています。寒い日にはうれしいですよね。
(2)バリアフリートイレ
ハンドルにグレーのスポンジ状のカバーが取り付けられており、触ると、スポンジの柔らかい感触と、横の凸凹の突起があります。
中に入ると音声案内が自動的に流れる仕組みになっており、便座までは1本の誘導ラインが付いています。
便座に座って、左側には詳しい音声案内が聞ける音声案内装置が設置されております。音声案内装置の丸いボタンを押すとボタンの配置なども教えてくれます。
オストメイト設備の他、おむつ換えシート、着替え台、ベビーチェア、幼児用便座、便座周りにカーテンなどが設置されており、視覚の他にも障害のある方や、小さなお子さん連れの方でも使いやすいようにしております。
(3)女子トイレ
白いハンドルには何も付いていません。中に入ると、左側、右側に個室が1つずつございます。
中のドアの仕組みが、向かって左側の個室は押して開くドア、向かって右側の個室は横開きのドアとなっております。出るときにはドアを開けた状態にしてください。
中には荷物かけがあり、個室内のボタン等の配置や洗面台の配置は(1)でご紹介した男性用トイレと同じレイアウトになっております。
令和6年10月にトイレ入り口に、サインと呼ばれる表示板を設置しました。
墨字、点字の他、ピクトと呼ばれる男性や女性、車いすのイラストを、立体化したものを貼り付けました。
点字や墨字がわからない人でも、触ってわかるようにしております。ぜひお試しください。
(4)点字印刷室
点字プリンタと、点字用紙用のカッターが並んでいます。
(5)1階非常口、盲導犬トイレ入口
1階の非常口となります。ここから出ますと、駐車場側にでることができます。また、ここを出て右に数メートル行くと、盲導犬用トイレがございます。
普段は施錠していますので、必要な際はカギをあけてご使用ください。
ここでUターンしまして、東側の部屋を南の方から案内します。
(6)休憩室
中を開けると2畳ほどの広さの小上がりとなっており、畳が敷かれています。い草のいい香りがします。
急病時などには横になることができ、非常時の呼び出しボタンが付いています。
(7)給湯室
IHのコンロも付いており、お湯を沸かすことも可能です。
(8)書庫
この部屋には情報センターで保管する点字資料、録音資料のほぼ全てが収蔵されています。
温度・湿度が管理されており、保存に適した環境で資料が保管できるようになっています。書庫に入って、向かって左側が点字図書、右側が音訳資料で、分類毎に整理されて並んでおります。
(9)発送作業室
利用者さんから返却された資料を返却・貸し出しの作業を職員が行っております。この部屋で、手続きを終えた資料を利用者さん及び、全国の点字図書館等へ平日は毎日発送しています。もちろん、直接来館される方へもこの部屋にありますカウンターで対応しております。
この発送作業室にあるカウンターと面しているのが4月号でご案内しました「閲覧室・交流スペース」です。
8月号でご案内した、「視覚に障害がある方でも遊べるレクリエーション用具やおもちゃ」などが並んでおり、この部屋にあります自動販売機はスマートフォンアプリを使うと音声で確認しながら商品を選んで買うことができるようになりました。
また、この部屋には無線LANのアクセスポイントがあり、館内の1階は、この部屋から届くようになっております。今後ご案内予定の2階についても、無線LANのアクセスポイントがございます。ご利用ご希望の方はセンター職員までパスワードをお尋ねください。
■■3 中村哲の「情報メッケンジャー」
皆さん、お元気にお過ごしでしたか?今回は、先月号のセンターだよりでお知らせした、「新刊まるごとパック」に関する情報を取り上げます。
まず「新刊まるごとパック」についてですが、その月のセンターだよりのピッカピカ新刊で紹介されているうち、当センター製作の図書をまるごとSDカードやUSBメモリに入れて皆さんに提供するサービスです。
先月号でご紹介したように、デイジーCDに比べタイトル数や返却期限を気にする必要がなく、予約待ちの必要もありません。また、1タイトルごとにCDを装着したり取り出したりする手間が省け、何より場所を取らないというメリットもあります。点字図書、録音図書それぞれのパックがあります。
ただし、新しいSDカードやメモリ(データが何も入っていないもの)は点字郵便にはならないため、購入後初めてセンターへ郵送する際はご注意ください。
次にSDカードについてですが、すでにおわかりの通り、リンクポケットや、PTR3・PTN3で使用できるカードです。これにはいろいろな容量のものがあり、それぞれの機種にあったもので、自分で整理しやすいものを選ぶ必要があります。
たとえば、容量の小さいカードを何枚か用意して、それぞれ分野別に分けておきたいとか、大きな容量のカードに、入るだけ入れて保存したいとかですね!
そして、SDカードには、SDHCと、SDXCという種類もあります。SDHCは32GBまで、SDXCは128GBまで動作確認がされているようです。
なお、PTN2、PTP1、PTP1/LINKは、SDXCには対応しませんので、共用で使用される際には、ご注意ください。
では、カード1枚にどのくらいバックアップができるのでしょう。
ホームページによると、1GBにデイジー図書なら60時間分がバックアップできるようです。4GBなら4倍、8GBなら8倍の時間が利用できることになりますので、カードを選ぶ時の参考にしてください。
最後に、カードを取り外すときは、必ず電源を切ってからにしてください。カードの内容が失われる恐れがあります。
ちなみに12月1日(日)の情報センター機器講習会は、この「新刊まるごとパック」の使い方について行いますので、興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。
今回のメッケンジャー、いかがでしたか?このコーナーでは皆さんからのご意見や情報を募集しています。取り上げてほしいことなどありましたら中村までお知らせください。
それではまた。次回をお楽しみに。
■■4 ピッカピカ新刊紹介
貸出希望の際は、図書の種類と書名、または番号をお知らせください。予約受付後、11月27日からの貸出となります。
■点字図書
一般向け図書
No 書名(巻次、副書名) 著者名 冊数
1 1日10分の哲学 大嶋仁/著 3巻
哲学は人間が生きる意味を問う学問であり、大なり小なり誰しもが自分なりの哲学と共に生きている。古今東西様々なエピソードを基に、哲学のエッセンスを分かりやすく解説する。<新潮社>
2 算数文章題が解けない子どもたち-ことば・思考の力と学力不振 今井むつみ ほか/著 8巻
つまずきには原因がある。学力の基盤となることばの知識、数・形の概念理解、推論能力を測るテストを開発した著者らが、その内容や実施結果を紹介。それで測る力が算数・国語の学力とどのような関係にあるのかを検討する。<岩波書店>
3 学研ニューコース中1数学 新版-調べる わかる 力がつく 17巻
これ1冊で授業の予習・復習、定期テスト対策、入試準備まで、幅広く対応!<学研プラス>
4 学研ニューコース中2数学 新版-調べる わかる 力がつく 17巻
これ1冊で授業の予習・復習、定期テスト対策、入試準備まで、幅広く対応!<学研プラス>
5 緑内障-触ってもわかる眼の病気の解説本 田淵昭雄/編 1巻
「視覚障害者の眼の病気を理解しよう」プロジェクトの第一弾として、視覚障害の原因疾患で頻度の高い緑内障をとりあげる。緑内障の原因や検査、治療法、生活上の注意点などを墨字(文字)と点字・触図の併記で分かりやすく解説する。<原本書下ろし>
6 二度消えた甲子園-仙台育英野球部は未曾有の苦境をどう乗り越えたのか 須江航/著 3巻
新型コロナで消えた日本一への挑戦。史上初めて経験した春夏甲子園中止。指揮官が示す理念と信念のもと、高校野球の完結を目指し、前へ進む仙台育英高校野球部のチーム作りについて綴る。<ベースボール・マガジン社>
文学 小説・エッセイなど
7 正しき地図の裏側より 逢崎遊/著 4巻
定時制高校に通いながら父に代わり働く耕一郎は、父に金を盗られ、衝動的に殴り飛ばし、故郷を逃げるように去った。しかし、金も家もない生活は長く続かず、諦めかけたその時、ホームレスの溜まり場から手が差し伸べられ…。<集英社>
8 仕事のためには生きてない 安藤祐介/著 5巻
社長案件のための新設部署に異動となった勇吉。これまでは趣味のバンド活動が最優先だったが、不毛かつ膨大な仕事に振り回される毎日に。そんな中、バンド仲間が余命宣告を受けたのを機に、自分はどう生きたいかを考え始め…。<KADOKAWA>
9 仙台短編文学賞作品集 2017~2022 仙台短編文学賞実行委員会/編 8巻
佐伯一麦、柳美里、いとうせいこうら、東北出身・在住、もしくは東北に縁のある作家を選考委員とする仙台短編文学賞。2018年の第1回から2022年の第5回までの大賞、入賞作品を収録する。講評・各賞選評も掲載。<プレスアート>
10 太陽を掘り起こせ ドリアン助川/著 2巻
ある日、世界から太陽が消えた。何をする気にもなれない芳枝は、暗い家に閉じこもっていた。だが、その扉を叩く見知らぬ男の子が現れる。その子は太陽を探しに行くのだという-。ドリアン助川が混迷の時代に放つ、希望の書。<ポプラ社>
11 雪とけて、春 葉月奏太/著 3巻
官能小説。
12 江戸に花咲く-時代小説アンソロジー 宮部みゆき ほか/著 4巻
神田明神の裏参道の石段を後ろ向きに降りて足を滑らせた老人には、他人には言えない秘密があって…。〈江戸の祭り〉をテーマに5人の作家が競作した時代小説アンソロジー。<文藝春秋>
児童向け図書
13 いつでもしろくま-White Bear Brothers 斉藤洋/作 1巻
山から人間の町にやってきた、しろくまの兄弟マルクとカール。宅配便の配達がふたりの仕事です。ある冬の日、ふたりはおばあさんから孫に誕生日のプレゼントを手渡ししてほしいと頼まれました。ところが…。<小峰書店>
14 しろくまだって-White Bear Brothers 斉藤洋/作 1巻
人間の言葉をおぼえたしろくまの兄弟、マルクとカール。あこがれの町にでて、宅配便の仕事をすると、たちまち人気者になりました。町の人からひっぱりだこで…。最強のしろくま兄弟が活躍するお話。<小峰書店>
15 やっぱりしろくま-White Bear Brothers 斉藤洋/作 1巻
人間の言葉を話すしろくまの兄弟、マルクとカール。宅配便の会社の宣伝旅行で、オーストラリアに行くことになりました。2人がまきおこす事件の数々は? 最強のしろくま兄弟が活躍するお話。<小峰書店>
16 みちのく妖怪ツアー7-宝探し編 佐々木ひとみ ほか/作 2巻
お宝探し大会で奇妙な赤い石の入ったカプセルを見つけた渉は、急いで家に帰ろうとするが、大木から出ている無数の赤い手につかまってしまい…。「アカテコ」をはじめ怪異に巻き込まれた子どもたちの物語全6編を収録。<新日本出版社>
17 怪談オウマガドキ学園 26-妖怪の出る時間 常光徹/責任編集 1巻
オウマガドキ学園のクラスメートはオバケと幽霊と妖怪と…。さあ、もうすぐ授業がはじまるよ。26は、「時間」をテーマに13編の怖い話を収録。<童心社>
18 ふしぎ駄菓子屋銭天堂 3 広嶋玲子/作 2巻
その駄菓子屋は、幸せと不幸のわかれ道。女主人・紅子が、きょうもお客さんの運命を駄菓子で翻弄する-。駄菓子屋「銭天堂」を舞台にした不思議なお話、6編を収録。<偕成社>
19 ふしぎ駄菓子屋銭天堂 4 広嶋玲子/作 2巻
その駄菓子屋は、幸せと不幸のわかれ道。女主人・紅子が、きょうもお客さんの運命を駄菓子で翻弄する-。「ヤマ缶詰とずるずるあげもち」「ウルフまんじゅう」など、駄菓子屋「銭天堂」を舞台にした不思議なお話、6編を収録。<偕成社>
20 君色パレット 2-3-多様性をみつめるショートストーリー なんでもないあの人 1巻
町で有名な赤いスカートをはいた男の人、ぜんぶわかっていたつもりだったのに急によくわからない存在になってしまった友達…。多様性をテーマに「なんでもないあの人」を描いた、4つのショートストーリーを収録する。<岩崎書店>
点訳絵本
21 てぶ~くろ ガタロー☆マン/作 1巻
おじいさんが落としたてぶくろに、動物たちがもぐりこみ…ました!!! てぶくろを見つけたおじいさんは喜び…ませんでした!!! ギャグマンガ家・漫☆画太郎が「ガタロー☆マン」として描いた絵本(笑本)シリーズ第3弾。<誠文堂新光社>
22 5にんのおひめさまとたまてばこ さわだひさな/作 1巻
かぐや姫と織姫のもとに、乙姫から手紙が届いた。玉手箱が狙われているというので、ふたりは浦島海岸に向かい、鉢かづき姫や人魚姫と合流して龍宮城へ。玉手箱の部屋にはタコがいて…。5人のお姫様の冒険ファンタジー。<神宮館>
23 ピカチュウとよるのたんけん-モンポケえほんシリーズ まつおりかこ/作 1巻
ピカチュウ、イーブイ、デデンネ、ミミッキュが、まっくら山のてっぺんまで、夜の探検に出発! 大きな満月の夜には、こわ~いおばけがでるみたい。でも、みんなと一緒なら大丈夫!<小学館>
■録音図書
音声デイジー
一般向け図書
1 55歳から「実りの人生」 佐藤綾子/著 4時間57分
子育ても終わり、会社の定年も見えてくる55歳。そこから「後半の人生」をどう生きるのか。「弱さと向き合う」「直感の声を聴く」など、自らの体験やパフォーマンス学の知見を交えながら、そのヒントを綴る。<サンマーク出版>
2 人類の終着点-戦争、AI、ヒューマニティの未来 エマニュエル・トッド/著 6時間50分
制御不能の暴力と、人間を凌駕するテクノロジー。「暴走列車」に乗った人類に光はあるのか。人類は「歴史のかじ取り」ができるのか-。世界最高の知性が、人類の行き着く先を大胆に予測する。<朝日新聞出版>
3 声を掬う 高山智行/編集 1時間33分
3月11日まで仙台市若林区荒浜で暮らしていた、かつての子どもたちへのインタビュー集。あの日から何が楽しくて、嬉しくて、悲しくて、辛かったのか。そして今つたえたい思いとは。かつての子どもたちの声なき声を掬いあげた記録です。<HOPE FOR project>
4 被災者発の復興論-3・11以後の当事者排除を超えて 山下祐介/編 11時間54分
被災者らの声を排し、行政主導の公共事業によって変質した地域-。国の復興政策はなぜ失敗なのか。被災者不在の復興の実態や要因を問い直し、いま自分たちの言葉で、あるべき地域の未来を構想する。<岩波書店>
5 現代民俗学入門-身近な風習の秘密を解き明かす 島村恭則/編 5時間13分
地鎮祭は何のためにするのか? 運動会の綱引きはどこから来たのか? 「古老」はほんとうに「物知り」なのか? なぜ都市伝説は語られるのか? 伝統的な風習からネットミームまで、身近な文化を民俗学で理解する。<創元社>
6 スリーパー・エージェント-潜伏工作員 アン・ハーゲドーン/著 11時間55分
米国による広島・長崎への投下からわずか4年で原爆を開発したソ連。その貢献者は、米国生まれの赤軍スパイ、コードネーム=〈デルマー〉だった。米国陸軍に入隊し、核開発計画施設に潜入した〈原爆スパイ〉の秘密に迫る。<作品社>
7 1日ひとつ、疲れが消えるおいしい漢方365 久保奈穂実/著 7時間58分
春は柑橘や香りでストレス解消、夏は苦みのもので熱を鎮静…。1日1テーマで、365日分の薬膳漢方の養生法を、やさしい文と図で紹介。くたくたな日でも作れそうなカンタン養生レシピも113掲載する。<世界文化ブックス>
8 最新科学で発見された正しい寿命の延ばし方 今井伸二郎/著 7時間41分
「命の回数券」ともよばれ、細胞の寿命、ひいては人間の寿命にも関係するテロメアの長さを復活させるサーチュインについて詳しく解説。寿命に関する食の情報のほか、アレルギーや神経疾患の予防に有効な食品なども紹介する。<総合法令出版>
9 管理栄養士が教える!世界一カンタンな長生きレシピ 関口絢子/著 2時間59分
老化をゆるやかにし、健康寿命を延ばすには、必須栄養素を摂取できるバランスのよい食事をとることが大切。「長生き」という点から厳選したレシピを、期待できる健康効果とともに紹介する。<宝島社>
10 愛犬が最後にくれた「ありがとう」-11の感動実話が伝える本当の幸せ 小島雅道/著 3時間14分
心の拠り所である愛犬を亡くした不登校の男子高校生。彼を立ち直らせた「愛犬の思い」とは…。数多の“お別れ”に立ち会ってきたペット供養寺の住職が、11の愛犬の感動実話を伝える。<青春出版社>
11 永遠なるものたち 姫乃たま/著 5時間54分
移ろいゆく空の色。失われ、手の届かないがゆえに永遠となったものたち。欠けた私を探しにゆく、フラジャイルな旅へ-。元地下アイドル・姫乃たまのエッセイ集。<晶文社>
12 「限界」に向かって跳ぶ羽生結弦の言葉 桑原晃弥/著 3時間13分
「壁の先にある壁」を乗り越える、続ける理由は「好きだから」でいい、栄冠にふさわしい人になる…。つらいときでも前向きに努力し続けてきた羽生結弦の、自分に打ち勝つためのワンフレーズを紹介する。<リベラル社>
文学 小説・エッセイなど
13 畏怖-歴屍物語集成 天野純希/著 6時間34分
元寇、比叡山、大奥…。歴史の底から「屍」が這い寄る。矢野隆「有我」、西條奈加「土筆の指」、澤田瞳子「ねむり猫」など5篇を収録した、日本史の深淵を覗く小説集。<中央公論新社>
14 人間椅子 -100分間で楽しむ名作小説 江戸川乱歩/著 3時間07分
職人の男が丹精込めて作った大型の肘掛け椅子。その内部に、自らが身を隠せるよう、職人はちょっとした細工を施し…。江戸川乱歩の名作「人間椅子」など全3篇を収録。<KADOKAWA>
15 みどりいせき 大田ステファニー歓人/著 5時間51分
このままじゃ不登校んなるなぁと思いながら、高2の僕は小学生の時にバッテリーを組んでた一個下の春と再会した。そしたら一瞬にして、僕は怪しい闇バイトに巻き込まれ始めた…。<集英社>
16 ロミオとサイコ-県警本部捜査第二課 柏木伸介/著 7時間36分
自他ともに認める県警一の色男“ロミオ”刑事・猿渡朗希は、警察庁からキャリアとして着任した課長の神木彩子“サイコ”の監視役を命じられ…。汚職まみれの県警に、サイコが旋風を巻き起こす書き下ろし長篇。<KADOKAWA>
17 相棒は犬-転生探偵マカロンの事件簿 愁堂れな/著 4時間40分
親友・三上の殉職を機に警察を辞め、探偵事務所を切り盛りする甲斐。ある日、人間の言葉を喋るトイプードルが現れ「俺の前世は三上だ」と語り、自分を殺した真犯人を一緒に探して欲しいと甲斐に頼む。そこへ現れた飼い主は…。<集英社>
18 いろは堂あやかし語り-よわむし陰陽師は虎を飼う 霜月りつ/著 6時間17分
陰陽道を用いたよろず相談所「いろは堂」を営む江戸の青年・晴亮は、平安時代からタイムスリップしてきた武士・虎丸に出会い、邪悪な鬼・霞童子の討伐に乗り出すことになり…。<KADOKAWA>
19 文庫旅館で待つ本は 名取佐和子/著 7時間20分
戦前から続く海辺の老舗旅館・凧屋の名物は、様々な古書を収めた文庫=図書コレクション。少しばかり“鼻が利きすぎ”な若女将がすすめる「あなたと同じにおい」の一冊が、訪れる人の人生を揺らし…。記憶と未来を繋ぐ物語。<筑摩書房>
20 神田のっぴき横丁6-はぐれ同心の意地 氷月葵/著 5時間14分
登一郎の暮らすのっぴき横丁の長屋に盗人が押し入った。続く盗難騒ぎの解決に力添えをするのは「はぐれ同心」角之進。中間2人に追われるところを登一郎に救われた、何やら訳ありの吾作が鍵を握っているらしいが…。<二見書房>
21 歌舞伎町の終活屋-伝説のホストが人生をお見送り 柾木政宗/著 8時間05分
歌舞伎町のホストクラブの元No.1ホスト水無月優斗とNo.2の真嶋翔は、2人で終活屋をはじめる。心残りを取り除き満足して旅立てるよう、2人はいつも依頼人の想像の斜め上の終活を提案し…。<講談社>
22 銀河鉄道の夜 -100分間で楽しむ名作小説 宮沢賢治/著 3時間06分
病気がちな母と暮らすジョバンニ。祭りの夜、あらゆる星が輝く夜空の向こうへと、親友のカムパネルラと銀河鉄道に乗って旅に出る-。<KADOKAWA>
23 宇宙のみなしご -100分間で楽しむ名作小説 森絵都/著 3時間11分
中学2年生の陽子と1つ年下の弟リン。2人が最近気に入っているのは、真夜中に近所の家の屋根にのぼること-。<KADOKAWA>
24 黒猫亭事件 -100分間で楽しむ名作小説 横溝正史/著 4時間10分
夜になると菫色の灯りがともる酒場「黒猫」。店の裏手で何者かが地面を掘っているところに出くわした巡査が、そこで腐乱死体を発見し…。<KADOKAWA>
25 僕の声が永遠に君へ届かなくても 六畳のえる/著 5時間12分
事故で夢を失い、最低限の交流のみで高校生活を送っていた優成。同じラジオ番組を聴いていることをきっかけにクラスの人気者・紫帆と親しくなるが、もうすぐ彼女の耳が聴こえなくなると知り…。<スターツ出版>
26 幸喜高齢者のリアル クレイジー軽子/著 4時間29分
人生100歳時代というけれど。77歳のリアルな心配は数えきれない。特に1人暮らしになるとヒシヒシと身にせまってくる。夜遅くまでアルバイトをして看護学校に通い、准看護婦から看護婦へとキャリアを積んで定年まで勤めあげた著者による、70代の日常をリアルに、ユーモアたっぷりに綴るエッセイ。<文芸社>
27 余命1日の宣告-植物人間になって 濱安高信/著 1時間48分
カセットコンロのガスボンベの爆発によって植物人間になった著者。不屈の精神とリハビリで医学的にも科学的にも解明できていなかったことを実際の写真入りで綴ったノンフィクション。
児童向け図書
28 坂本竜馬-新しい日本を夢みたサムライ 山本省三/文 2時間10分
新しい日本を目指して時代を走りつづけたサムライ・坂本竜馬の、アニメ風カラーイラスト満載のビジュアル伝記。<学研プラス>
29 聞いて聞いて!-音と耳のはなし 高津修/文 43分
音は震える空気の波。大きな音は大きくうねり、高い音は細かく震える。2つの耳で聞くと、いきいきと立体的に聞こえるんだよ-。音のプロが、音のひみつと耳のはたらきを語る絵本。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。<福音館書店>
30 私の職場はサバンナです!-14歳の世渡り術 太田ゆか/著 5時間52分
肉食動物の想像を超えたサバイバル、サバンナを支える縁の下の力持ち…。南アフリカ政府公認の日本人女性サファリガイドが、サバンナの動物たちの生態や、環境保護の最前線、人と自然が共生するために大切なことを伝える。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。<河出書房新社>
31 さようならプラスチック・ストロー ディー・ロミート/文 40分
海をよごし、海で暮らす生きものたちをおびやかすプラスチック・ストロー。ストローの発明と改良の歴史、プラスチックごみの影響や環境問題の解決策などを描く。SDGsを考え行動するための絵本。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。<光村教育図書>
32 どうやってできるの?チョコレート 33分
身近なお菓子、チョコレート。原料のカカオから板チョコレートができるまでを写真で紹介する。クッキングコーナーも収録。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。<ひさかたチャイルド>
33 アザラシのアニュー あずみ虫/作 45分
アニューは、産まれたばかりのタテゴトアザラシの赤ちゃん。ある日、お母さんが北極の海へ行ってしまい、ひとりぼっちになって…。アラスカで暮らす著者が描く野生動物のおはなし。タテゴトアザラシについての説明も掲載。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。<童心社>
34 ゆうすげ村の紙すき屋さん 茂市久美子/作 3時間05分
ゆうすげ村で紙すき屋さんをはじめた、かえでさん。彼女がつくる紙をもとめてやってくるのは、ふしぎなお客さんばかりで…。ゆうすげ村の四季のなかでつづられる物語。「ゆうすげ村の小さな旅館」の続編。<講談社>
35 ようかいばあちゃんとようかいだんしゃく 最上一平/作 35分
すみれちゃんは、ようかいばあちゃんちに一人でおとまり。じゃがいもを植えるお手伝いをするため、山の上にある畑に行きました。その下には、りんご畑が広がっています。一面にりんごの白い花が咲いていて…。<新日本出版社>
36 いつかの約束1945 山本悦子/作 1時間51分
ゆきなとみくは、自分は9歳だと言うおばあさんに出会い、共に一日町を歩き回ることに。後日、ふたりは意外な場所で彼女と再会し…。いっしょに町を歩き、語り合った、忘れられない夏の一日を描く。2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書。<岩崎書店>
テキストデイジー
37 国王陛下の鍼灸師 北川毅/著 188ページ
イスラム国人質事件の舞台裏でゴッドハンドが大奔走! 親日国で知られるヨルダンの元首アブドッラー2世国王から鍼灸治療の依頼を受けた著者が、11年間にわたる国王との交流やヨルダンについて語る。<G.B.>
38 65歳からの知っておきたい時間栄養学-食べる時間こそが最高の健康法 柴田重信/監修 127ページ
何かを余分にとったり、減らしたりするのではなく、あくまでも摂取時間帯を見直そうという考えに基づく「時間栄養学」。高齢者に向けて、睡眠という絶食後の食事である朝食の役割、夕食時に気をつけることなどを解説する。<家の光協会>
39 老いの深み 黒井千次/著 237ページ
少しずつ縮む散歩の距離、少量の水にむせる苦しさ…。日々の出来事やそれについての感想を綴ることで、現代の老いの姿や、その中にあるものを具体的に捉え、観察し、描き出す。<中央公論新社>
40 散歩哲学-よく歩き、よく考える 島田雅彦/著 221ページ
忙しさにかまける現代人に必要なのは、ほっつき歩きながら考える「散歩哲学」だ! 散歩を愛する作家・島田雅彦が、新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴ったエッセイ。<早川書房>
当センターは、平成21年4月より公益財団法人宮城県視覚障害者福祉協会が指定管理者制度により宮城県から指定を受け運営しております。
施設運営及び事業等々に対する利用者の皆様の意見を拝聴し、できるだけ反映させて行きますのでご意見をお寄せ願います。よろしくお願い致します。
視覚情報センターだより令和6年10月号(通巻第629号)
発行日:令和6年10月15日
編集・発行:宮城県視覚障害者情報センター
利用時間は、午前9時から午後5時まで。閉館日は、土、日曜日と、祝日、年末年始ですが、下記の日曜日は開館しております。
11月の日曜開館日 17日
12月の日曜開館日 1日、15日
1月の日曜開館日 5日、19日
〒980-0011宮城県仙台市青葉区上杉6-5-1
TEL:022-234-4047
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(夜間・閉館日は留守番電話をご利用ください。)
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