視覚情報センターだより 令和5年8月号

令和5年8月15日発行第615号

視覚情報センターだより
令和5年8月号

***今月のメニュー***

1.お知らせします
2.教えて!! 社会資源
3.情報センター防災コラム
4.ピッカピカ新刊紹介 -点字図書・録音図書紹介

宮城県視覚障害者情報センター
〒980-0011 仙台市青葉区上杉6-5-1
TEL 022-234-4047
FAX 022-219-1642
(夜間・閉館日は留守番電話をご利用下さい)


1.お知らせします

(1) 情報センター移転に伴う休館のお知らせ
いつも当センターをご利用いただきありがとうございます。
ようやく新センターの建設工事が完了し、移転の準備も始まりました。
つきましては移転作業期間中、休館及び業務を一部停止とさせていただきます。
期間中は皆さまにご不便とご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。
休館期間:9月1日~9月12日
縮小開館:9月13日~9月24日 ※郵送貸出の再開。来館しての利用はできません。
通常開館:9月25日~

(2) 移転作業に伴う休館中の貸出について
8月28日(月)から9月12日(火)の期間、貸出リクエストの受付を休止させていただきます。
休止前のリクエスト受付締め切りは、8月25日(金)です。ご希望の貸出タイトル数、貸出期間について可能な限り対応させていただきますので早めのリクエストをお願い致します。
雑誌につきましては、CDのコピー機など機器の環境が整い次第、最新号をお送り致します。通常より貸出が遅れますことをご了承ください。
返却は図書、雑誌ともに通常通りです。読み終えたものからご返却ください。
以上、皆様にはご迷惑をおかけしますがご理解とご協力をお願い致します。

(3) 郵便に関するお問い合わせについて
最近、利用者のみなさまから郵便が届かないというお問い合わせを多数いただいております。
普通郵便の配達日数は、平均配達日数は概ね3~4日。遅くても5~10日となっています。以前は、同一都道府県内で午前中に差し出した場合、早ければ翌日、他都道府県でも翌々日には配達されていましたが、2021年10月から土曜日配達の休止や送達日数の繰り下げが実施され、併せて翌日配達も廃止されました。
週刊誌などを早く読みたいという方には、サピエの会員になっていただくなど、ダウンロードでのご利用をお勧めいたします。

(4) 情報センター機器講習会について
9月の情報機器講習会はセンターの移転作業のためお休みします。
10月からは新しいセンターで開催しますのでご参加ください。

(5) 視覚障害者情報交流会開催のお知らせ
情報センター主催による交流会を開催します。見えない・見えにくい方向けの情報機器、便利グッズの紹介及び操作体験、当事者同士での懇談会などを予定しております。視覚に障害のある方やそのご家族、支援者等どなたでもご参加頂けますのでお気軽にお越しください。
9月は3つの地域で開催予定です。日程・会場と講話内容は以下の通りです。
なお、8月開催地域(塩釜市、栗原市、利府町)詳細については、7月号をご確認ください。
a.名取市
9月5日(火)13時~15時30分
増田公民館(名取市図書館4階)研修室1・2
講話:「かしこい消費者になるために」
市民活動団体「方言を語り残そう会」と名取市消費生活相談員さんからお話頂きます。名取の民話と特殊詐欺手口の紹介をかけ合わせた内容の朗読劇をとおして、消費者被害を未然に防ぐための基礎知識を学びましょう!
当日の予定
13:00 開会
13:15 講話「かしこい消費者になるために」
14:20 懇談会
15:00 福祉用具等の紹介及び体験
15:30 閉会

b.南三陸町
9月21日(木)10時~12時
総合ケアセンター南三陸1階 いきいきルーム
講話:「iPhoneの便利な使い方」
見えない・見えにくい方向けのアプリや便利な機能をご紹介します。iPhoneを既にお使いの方もまだ触ったことのない方もお気軽にご参加ください。
当日の予定
10:00 開会
10:10 講話「iPhoneの便利な使い方」
11:00 懇談会
12:00 閉会

c.気仙沼市
9月30日(土)13時~15時
市民福祉センターやすらぎ1階
講話:「お薬の飲み方について」
当センターの点訳奉仕員でもある薬剤師さんから、薬をテーマにお話頂きます。正しい飲み方や管理方法について、この機会に確認してみませんか?
当日の予定
13:00 開会
13:15 講話「お薬の飲み方について」
14:20 懇談会
15:00 福祉用具体験
15:30 閉会

上記のほか、以下の地域でも開催を予定しています。詳細については次号以降でお知らせします。
・大和町 10月3日(火)13時~15時30分
・登米市 10月5日(木)13時~15時30分
・東松島市 10月26日(木)13時~15時30分
・富谷市 11月7日(火)13時~15時30分
・白石市 11月16日(木)13時~15時30分

(6) 差し上げます
以下の資料を差し上げます。
なお、先着順とさせていただきますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。お一人様3タイトルまでとさせていただきます。
締切は、9月15日といたします。
【点字版】
○心の糧 7月号
○にってんブレイル 7月号
○ふれあいらしんばん 7月発行
○東洋療法 351号 
○せんだいメディアテーク 録音図書・点字データ・映音資料案内 6月号 
○キューピー3分クッキング 5月号
○「声の本棚」 石川県視覚障害者協会発行
○23時間57分のひとり旅  さだ まさし/著
○人は生きていく上で何が大切か 吉沢 久子/著
○自分を幸せにする「いい加減」の処方せん 藤野 智哉/著

(7) フラットシアターフェスティバル開催のお知らせ
NPO法人アートワークショップすんぷちょ主催による、「宮城野区子ども舞台芸術祭フラットシアターフェスティバルvol.2」が開催されます。障害や年齢の違いを問わず、あらゆる子どもが様々な表現を楽しめる内容となっています。
日時:9月16日(土)、17日(日)
場所:宮城野区文化センター、宮城野区中央市民センター
チケット料金:1作品につき、大人2000円、こども500円
※多感覚演劇「フェスタ!」のみ1組2500円
内容:演劇や人形劇、サーカス、アフリカンバンドの楽しい作品や、ダンボールで自由に工作ができるコーナー、キッチンカー&マルシェがあります。上演中に声を出しても移動してもOK!リラックスして鑑賞できるイベントです。
申込み方法:
宮城野区文化センター
窓口販売
電話予約 022-257-1213
メール miyabun-ticket@hm-sendai.jp
問合せ:
NPO法人アートワークショップすんぷちょ
電話 090-1933-9823
メール info@sun-pucho.com

(8)視覚障害者スポーツの合同体験会
日時:9月24日(日)午前10時~午後4時まで
会場:宮城県障害者総合体育センター 体育館 仙台市宮城野区幸町
対象:障害者スポーツに興味がある方ならどなたでも
内容:ブラインドテニス、フロアバレーボール、STT 等の見学、体験会
持ち物:運動しやすい服装、上履き(スニーカー等)サンダル、スリッパ等は不可、 水分補給の為のドリンク、汗を拭くタオル
料金:無料
直接会場にお越しください。
問い合わせ 090-1379-6235 織田

(9) 短期視覚障害リハビリテーションの開催
日本盲導犬協会主催による、短期視覚障害リハビリテーションが開催されます。見えない・見えにくくなってもちょっとした動作の工夫や用具を活用することで生活が楽になることがあります。そんな生活の工夫を学んでみませんか?
開催日時:2023年10月16日(月)から10月20日(金)(4泊5日)
締め切り日は9月8日(金)
会場:スマイルワン仙台
対象:東北及び新潟にお住まいの見えない・見えにくい方 初参加を優先します
定員:若干名
費用:9,000円
プログラム内容:白杖歩行訓練(白杖の選び方・使い方)、日常生活動作訓練(調理や掃除)、パソコン訓練(画面読み上げソフトの使い方)、点字訓練、盲導犬歩行体験などご希望に応じます。
申し込み方法
申し込み用紙を郵送またはFAXでお送りください。お持ちでない方はお送りいたしますのでお電話ください。
問合せ、ご相談は
公益財団法人 日本盲導犬協会 スマイルワン仙台 視覚障害サポート部
〒982-0263 仙台市青葉区茂庭字松倉12-2
TEL:022-226-3910 FAX:022-226-3990

2.「教えて!! 社会資源」 ~点字で受検できる「ニュース検定」~

NPO法人日本ニュース時事能力検定協会と、毎日新聞社、朝日新聞社、全国の地方新聞社などが主催する「ニュース時事能力検定試験(ニュース検定)」は、11月に実施される検定で、視覚障害者向けに点字による受検を受け付けます。全国38都市の公開会場で受検できるほか、学校単位の団体受検にも対応します。問題文の点字翻訳は日本で唯一の点字新聞「点字毎日」を発行する毎日新聞社が協力します。7月から受検申し込みの受け付けを開始しました。
ニュース検定は、ニュースを読み解き、活用する力「時事力」を認定するとともに、検定問題を通じて養うのが狙いで、五つの分野(政治、経済、暮らし、社会・環境、国際)からバランスよく出題します。
「ニュース検定を受けたい」という視覚障害者からの要望はこれまでも寄せられており、協会事務局では問題冊子を拡大したり、問題を読み上げたりして対応してきました。2022年9月に実施した検定では、視覚特別支援学校の要請を受けて問題冊子を初めて点字化して提供。点訳には創刊100周年を迎えた「点字毎日」の編集部が協力しました。受検した生徒からは「情報量の多い問題も、自分のペースで読み直したり確認できたりするので、問題の読み上げよりも受けやすかった」と好評でした。
そこで、今回は受検者の範囲や受検級を拡大し、初めて一般の視覚障害者向けにも実施します。2024年度から「合理的配慮の提供」が民間企業の法的義務となることも見据え、今後も年1回は点字受検の機会を提供する予定です。
検定日:11月12日(日)
準2級:13時~ 2級・3級:15時~
検定料:2級4800円 準2級3800円 3級3300円
会場:フォレスト仙台 仙台市青葉区柏木1-2-45
申し込み方法:協会事務局に締め切り1週間前までに必ずお問い合わせのうえ、ニュース検定公式サイトよりお申し込みください。
締め切り日:9月22日(金)
お問い合わせ:日本ニュース時事能力検定協会事務局(03-3212-5116)

3.情報センター防災コラム ~被災時に受けられる支援あれこれ~

7月の日曜、岩沼市の総合防災訓練に参加してきました。
まずは指定避難所へ行き、そこで名簿に記載、その後振り分けられた部屋へ移動、といった流れでした。普段からこういった経験をしておくといざというときに慌てないで済みますね。
そこで今回は、被災時にどのような支援が受けられるか、身近な例をご紹介したいと思います。

受けられる支援例
① 避難所の使用
災害発生後、避難所が開設されることで、生活の拠点として以下のものが提供されます。
・災害情報
・生活、医療に関する情報やサービス
・食料、飲料水などの生活物資
食料や飲料水は、避難所を拠点として生活していなくても支給を受けることができるので、長期の在宅避難で食料品が尽きてしまった際などに利用できます。

② 生活必需品の給与、貸与
住んでいる自宅が全壊や半壊したり、床上浸水等で生活に必要な服や寝具などの日用品を亡失、破損してしまったりして、すぐに日常生活が送れないといった場合に、支給、あるいは貸与を受けることができます。

③ 応急仮設住宅の入居
自宅が全壊、全焼または流出して住む場所がなくなってしまった場合や、半壊であっても住み続けることが難しい場合は、応急仮設住宅に最長2年、入居することができます。

④ 被災住宅の応急修理
自宅に一定の被害を受けた世帯に対して、被災した住宅の屋根や部屋、台所、トイレなどを、日常に必要な最小限の部分を応急的に修理してもらえます。
※修理業者との契約は自治体が行うので、被災者自らは契約を行わないようにしましょう。

⑤学用品の支給
住んでいる自宅が全・半壊や床上浸水によって学用品を使用できなくなり、学校に通うのに支障がある小・中・高校の児童、生徒は、学用品について、実費または限度額内で支給があります。
このように受けられる支援の中には、自宅の全半壊、床上浸水が認められる場合に限って受けられる支援もあり、被害の状況を判断するため、「罹災証明書」を交付してもらうことが必要となります。
では次に、「罹災証明」の申請から発行までの流れをご紹介します。

①被害状況の写真を撮る
被災した場合には、まず、現場の写真を撮りましょう。その際、建物全体を複数の角度から撮影しましょう。また、被災した部屋ごとの撮影も必要です。
②自治体に申請する
自然災害による被害の申請は、お住まいの各自治体の担当部署となります。申請は、必ずお住まいの自治体の様式を使用してください。また、申請期間の期限がありますので、遅れないように申請しましょう。
③被害認定調査、認定
申請後には、調査員が被災した建物の被害の程度を認定するための調査を行います。これを、「被害認定調査」といいます。この調査をもとに、被害の程度の認定が行われます。

④罹災証明書の発行・交付
ここで、やっと罹災証明書が発行され、交付となります。この証明書を利用し、各種支援を受けることができます。
申請から発行までに概ね1週間から1か月程かかります。
このように、災害により被災した場合、様々な援助を受けることができます。このほかにも、税金や保険料の減免等もあります。いざというときに慌てないよう、平時から意識しておきましょう。

4.ピッカピカ新刊紹介

貸出希望の際は、図書の種類と書名、または番号をお知らせください。予約受付後、8月24日からの貸出となります。

点字図書
一般向け図書
No 書名(巻次、副書名) 著者名 冊数

1 教養としての「日本列島の地形と地質」 橋本純/著 4巻
千葉県は軟らかい地層なのに、なぜ台地が多い? 全国47都道府県の地形・地質、災害の歴史などを紹介する。日本に自然災害が多い理由や日本列島ができるまでの歴史、地質学の基本も紹介する。note掲載を加筆し書籍化。 PHP研究所

◎文学 小説・エッセイなど
2 悪と無垢一木けい/著5巻
新人作家・汐田聖は、ふと目にした不倫妻の独白ブログに登場する「不倫相手の母親」に感情をかき乱される。彼女こそ、聖が長年存在を無視され、苦しめられてきた実の母親だった…。『小説野性時代』など掲載を加筆修正。 KADOKAWA

3 ハイドロサルファイト・コンク 花村萬月/著 7巻
遠くない未来に、私は死ぬ-。骨髄異形成症候群発症から骨髄移植、GVHD、間質性肺炎、脊椎四カ所骨折へと到る治療の経過を観察しつづけた著者自身によるドキュメンタリー・ノベル。『すばる』連載を単行本化。 集英社

4 リセット 五十嵐貴久/著 4巻
親戚の16歳の結花を引き取った升元家。結花の父親は交通事故で死に、母親は新興宗教にはまり出家したらしい。突然現れた美少女に、高校生の次男・晃は恋に落ちるが…。「リカ」シリーズ第7弾。『小説幻冬』連載を加筆修正。 幻冬舎

5 クロコダイル・ティアーズ 雫井脩介/著 5巻
夫を殺した犯人は、かつての妻の恋人だった。この男が裁判で「妻に殺害を依頼された」と証言。美しき未亡人は、悪女なのか、それとも…。家族への疑念を描く、静謐なミステリー。『オール讀物』連載を単行本化。 文藝春秋

6 初午いなり -木挽町芝居茶屋事件帖 篠綾子/著 3巻
木挽町の芝居茶屋かささぎは、若い店主・喜八とその兄弟分・弥助、料理人・松次郎の3人で営む小さな店。じつは喜八は、町奴かささぎ組親分のひとり息子。それ故、鬼勘こと火付改・中山直房になにかと敵視され…。 角川春樹事務所

7 あらゆる薔薇のために 潮谷験/著 5巻
「オスロ昏睡病」から快復した患者は薔薇の形をした腫瘍ができる。治療法を確立した医師が殺され、元患者が次々に襲われる。かつてその難病に罹った京都府警の八嶋警部補は、犯人の特定と難病治療がもたらした闇に挑む。 講談社

8 エンドロール 潮谷験/著 4巻
202X年、若者の自殺が急増。早世したベストセラー作家・雨宮桜倉を姉に持つ雨宮葉は、姉の遺作が自殺する若者を肯定していると受け止められているという思いから、自殺を阻止しようとするが…。 講談社

9 憐憫 島本理生/著 2巻
そしていつしか、私は彼を手放せなくなっていた-。芸能界に倦んだ「私」が夜の街で偶然出会った男・柏木と過ごした混沌の日々。とある男女の関係と心情を繊細に描く。『小説トリッパー』掲載を加筆修正し単行本化。 朝日新聞出版

10 アルツ村 南杏子/著 6巻
夫の暴力から逃れ、幼い娘を連れて家を出た主婦・明日香。高齢者だけが身を寄せ合う山間の村に迷い込んだ明日香は、一見平和な村に隠された大きな秘密に気付き始め…。認知症の「いま」に斬り込むメディカル・サスペンス。 講談社

11 死体の汁を啜れ 白井智之/著 5巻
小さな港町、牟黒市では、なぜか人がよく殺される。豚の頭をかぶった死体、頭と手足を切断された死体、死体の腹の中の死体…。異常な死体の謎を追うのは、推理作家、悪徳刑事、女子高生、そして深夜ラジオ好きのやくざで…。 実業之日本社

12 スパイコードW 福田和代/著 4巻
中国が台湾侵攻に乗り出した。旧日本軍が残した伝説の“特務機関Ω”も行動を開始。正体を隠していた工作員たちが、世界各地でミッションに挑む。彼らは台湾を、世界を救えるのか。中国を止める切り札「W」とは。 KADOKAWA

13 昭和サラリーマンの妻が書いた50の手紙 -ご無沙汰しています お元気ですか こけっ子/著 2巻
昭和56年にお見合い結婚。以来、敬語に苦労しながら挨拶状のやり取りが生じ…。夫の上司や同僚、夫の親族、娘の舅、古い友人などに宛てた、昭和時代の50通の手紙をまとめる。 パレード

14 おつかれ、今日の私。 ジェーン・スー/著 2巻
今日の疲れは、今日のうちにさよなら-。つい頑張っちゃう人に向けて、そっと小さな声で「おつかれ」と声を掛けるように綴ったセルフケア・エッセイ全48篇。ウェブサイトの連載を書籍化。 マガジンハウス

15 Nさんの机で -ものをめぐる文学的自叙伝 佐伯一麦/著 4巻
作家生活30年目にして初めて持ったオーダーメイドの机。山形の家具職人・Nさんの手になる机に向かい、振り返る文学的半生。当代きっての私小説作家が、ものの記憶にからめて綴ったエッセイ。『山形新聞』連載を書籍化。 田畑書店

16 心に情唇に鬼 内館牧子/著 4巻
音楽室の肖像画、すてきなご当地バッグ、取るに足らない人、アケビと人工甘味料、助け合う覚悟…。読めば明日が見えてくる、遠慮なしの言葉が満載のエッセイ集。『秋田魁新報』連載を書籍化。 秋田魁新報社

児童向け図書
17 ぼくんちの震災日記 佐々木ひとみ/作 2巻
大地震のあった翌朝。友樹の家は、電気もガスも水道も止まっていた。家族みんな無事だったが、水が出ない、暖房も食べ物もない日々がこんなに大変とは…。震災後4日間、家族のがんばった日記。『河北新報』連載を加筆修正。 新日本出版社

18 マチモリ -杜の都は不思議のまち 佐々木ひとみ/著 1巻
主人公は、不思議なものが見える〝目〟を持つ小学5年生の町森樹(いつき)です。物語は、「政宗公ゆかりの千体仏が消えた!」と連絡が入るところから始まります。 おさんぽ屋出版

19 グレイッシュ 大島恵真/作 2巻
中学生のみゆるは、家族3人ですごすのがなにより幸せだった。でも、とうさんの仕事がなくなってから、家族はだんだんおかしくなっていって…。チョウの成長になぞらえて、少女が希望を見つけ出すまでの軌跡を描く。 文研出版

20 子どもお悩み相談会 -作家7人の迷回答 角田光代ほか/著 1巻
ひとりで落ちこみがちな、ささやかな悩みにスポットを当てて、「悩みの達人」でもある7人の作家が「こう考えたら楽しいかも」というアイディアを提案する。「考えるマナー」「楽しむマナー」からエッセイを抜粋し再構成。 中央公論新社

点訳絵本
21 ノンタンおばけむらめいろ キヨノサチコ/作絵 1巻
カラカサおばけを追いかけて迷路をすすめば、おばけはみんなの友だち。夜のトイレだって、暗い部屋だって、もうこわくない! 偕成社

22 ノンタンピクニックららら キヨノサチコ/原案・絵 1巻
今日はみんなでピクニック。ノンタンの赤いピクニックバスに乗って出発です。おべんとうひろばへ、みんなでぶっぶー。迷路道をすすんでいくと、おいしそうなおべんとうがいっぱいあって…。 偕成社

23 盲導犬シロのクリスマスイブ 佐藤裕子/文 1巻
このものがたりは、シロの一生に関わってくださったすべての人たち、シロをかわいがってくださったたくさんの人たちに感謝の気持ちを込めて贈ります。中新田にお住まいの佐藤裕子が作られた絵本です。 佐藤裕子

24 ふくしまからきた子 松本猛ほか/作 1巻
広島市に住む小学生で、サッカーが大好きなだいじゅ。原発事故をきっかけに母の実家、広島市に引っ越してきたまや。ふたりの交流を通じて、原発と私たちの未来を考える絵本。 岩崎書店

録音図書
音声デイジー
一般向け図書
1 習慣化は自己肯定感が10割-なりたい私に近づく習慣化の教科書 中島輝/著 5時間32分
掲げた目標の実現に必要なのは、小さな努力の積み重ね。「習慣化は大事、でも実行できない」という悩みを解く鍵は、自己肯定感にある。自己肯定感を高め、実現したい目標を達成する習慣のつくり方を紹介する。 学研プラス

2 ごりやく歳時記-福運を招く12か月の作法 桜井識子/著 5時間13分
新しい財布を神社で下ろすと金運がアップする「立春」、菖蒲湯のパワーで邪気が消滅する「端午の節句」…。季節の行事は開運の鍵だった! 12か月のそれぞれの季節の行事について、福運を招く作法を紹介する。 幻冬舎

3 絶望から抜け出す心理学-心をひらくマインドフルネスな生き方加 藤諦三/著 5時間
絶望感は乗り越えられるか。多面的な視点で物事を見る、すなわちマインドフルネスで生きることができれば、心身の健康にもつながる。心の「とらわれ」から解放され、幸福に生きるための心理学。 PHP研究所

4 殿様を襲った「明治」の大事件 河合敦/著 6時間42分
明治になってから大事件に見舞われ、御家存亡の危機に陥った殿様たちがいた。家老が主家からの独立をはかった徳島藩。維新のどさくさに贋金をつくった福岡藩…。翻弄された殿様たちの人生を追う。 扶桑社

5 世界ヤバすぎ!危険地帯の歩き方 丸山ゴンザレス/著 6時間38分
世界はカオスでワルくてアブなくて、だから面白い!スラム街、ドラッグ、国境裏ルート…。危険地帯ジャーナリストが、知られざる世界のダークサイドとその歩き方を明かす。『週刊漫画ゴラク』連載に加筆・修正。 産業編集センター

6 父ではありませんが-第三者として考える 武田砂鉄/著 5時間41分
「子どものいないあなたにはわからない」と言われるけれど…。父ではないライターが、第三者だからこそ見えてくる「家族」をめぐる言説への違和感に迫る。『青春と読書』連載を加筆修正し単行本化。 集英社

7 100歳まで出会える人生 三輪賢治/著 4時間20分
マッチングアプリ、パパ活、既婚者合コン、卒婚、メタ婚…。AI婚活から性別を超越したバーチャル世界まで、近年誕生したサービスや出会いビジネスを紹介しつつ、そこに集う男女の生態や背景にある社会的要因を分析する。 扶桑社

8 がん治療うまくいく人、いかない人 井岡達也/著 3時間38分
がん治療の効果が上がりやすい患者には、多くの共通点がある。治療法の選択、医師との関係づくりから、お金の使い方まで、治療の効果を最大限に上げるために患者の側でできることをアドバイスする。 幻冬舎

9 脊柱管狭窄症を自分で治す「筋肉はがし」-縮んだ筋肉をゆるめれば痛みは消える 平野薫/著 2時間58分
腰から足にかけての痛みは、太ももの裏側と足の外側、足の指の筋肉や腱を骨からはがしていくことで解消できる。脊柱管狭窄症を撃退する筋肉はがしのやり方を紹介。脊柱管狭窄症を自力で克服した体験者の手記も収録。 マキノ出版

10 私の生活改善運動-THIS IS MY LIFE 安達茉莉子/著 4時間58分
タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚…。些細なことだけど「これでいいや」で選ばず、「実は好きじゃない」を放置しない。「私」をないがしろにせず、幸せに生活していくための「生活改善運動」について綴る。 三輪舎

11 僕たちの音楽案内-いま、音楽を語らうために 榊原光裕/著 4時間48分
音楽家には、音楽の中にある“芯”を提供することが務めとして課せられている-。作曲家とヴァイオリン奏者の往復書簡、ブラジル音楽愛好家のエッセイなどを収録する。『HAPPY TOCO CLUB通信』掲載を書籍化。 エンジェルパサー

12 ショパン・コンクール見聞録-革命を起こした若きピアニストたち 青柳いづみこ/著 5時間41分
世界3大音楽コンクールで最も権威のあるショパン国際ピアノコンクール。反田恭平、小林愛実が入賞し、注目を集めた第18回大会の現場では何が起きていたのか。既存の価値観を覆すような演奏が相次いだその舞台裏を描く。 集英社

13 コリシの言葉-南ア代表黒人初の主将、ワンチームの魂 石原孝/著 5時間10分
食べることにも事欠く厳しい環境で育ちながら、2019年ラグビーワールドカップで、南アフリカに栄冠をもたらしたコリシが、母国で支援を続ける理由とは。ラグビーの魅力とともに、南アフリカの歴史や現状を伝える。 さくら舎

◎文学 小説・エッセイなど
14 砂丘律 千種創一/著 2時間01分
だれひとり悲しませずに林檎ジャムをつくりたいので理論をください 崖からの夜景を眺め終えたのちあなたの外す眼鏡が冷える 19歳から27歳までの間に発表してきた410首を収めた第1歌集。 筑摩書房

15 間-産婦人科医那須悠介のカルテ 茨木保/著 5時間56分
要領の悪い研修医・那須悠介と、美しい先輩女医・葉山美智留。産婦人科で巻き起こる生と性のドラマの中、那須は葉山に惹かれていくが、彼女には秘密があった…。現役医師が描く、ちょっと変わった医療小説。 Amazing Adventure

16 剣神 鬼を斬る-神夢想流林崎甚助 3 岩室忍/著 10時間49分
信長の天下が訪れようとしている。神夢想流居合を広める甚助は、米沢城で若き伊達政宗に剣技を伝授する。甚助は伊達家と最上家、越後上杉家の間に不穏な軋みを見ていた。その軋みはやがて、楯岡城をも巻き込んでいき。 中央公論新社

17 私達は、月が綺麗だねと囁き合うことさえできない 神田澪/著 2時間15分
孤独な少年少女は1通のメッセ-ジをきっかけに心を通わせる。ありふれた遠距離恋愛のはずだった。彼の秘密が明かされるまでは…。140字で紡がれる“新感覚”連作長編小説。 大和書房

18 くたかけ 小池昌代/著 8時間20分
海辺の町に暮らす三世代の女たち。一家にからみつく奇妙な男。男の持ち込んだ三羽の鶏。彼は宗教者か、犯罪者か。家族のねじが狂い始めて…。ゆるやかに解体される家族の物語。『季刊文科』連載を書籍化。 鳥影社

19 かれいどすこうぷ-眼科病棟にて 佐藤尚美/著 1時間03分
キャリアウーマンの安代は、持病で40代で失明。50歳になり、愛娘のウエディングドレス姿が見たいという思いから視力回復手術に臨むことを決意し、九州にある病院の眼科病棟602号室に入院した。安代と同室になったのは6人の女性たちであった。そこで安代は、波瀾万丈な人生を送ってきた人々の人生の一端を知ることになるが……。光を失った女性が、次の一歩を踏み出すまでを描いた小説。 文芸社

20 冬の縁談-北の御番所反骨日録 6 芝村凉也/著 7時間33分
かどわかしの一件の後、屋敷に籠った関谷家の娘・茜に縁談が持ち込まれた。その相手は、過去に二度も離縁している南町の中年同心だった。そんな中、八丁堀の屋敷の門前に立ち、裄沢広二郎の帰りを待つ若侍の姿が…。 双葉社

21 ここでは誰もが嘘をつく 嶋中潤/著 11時間06分
医療刑務所分院の矯正医官・金子由衣。受刑者の過去の罪と患者としての現在の状況を目の当たりにし、贖罪とは何かを考える由衣だったが、当直の晩、糖尿病を患っていた受刑者が亡くなる。これは医療事故か、殺人事件なのか。 講談社

22 この痛みに名前をつけてよ 橋爪駿輝/著 4時間10分
「わたし」は40歳間近の引きこもり。ある日、頼り切っていた母が、何の前触れもなく消えてしまった。そして現れたのは、父から依頼を受けたという「鴨」と名乗る女性で…。気鋭のクリエイターによる書き下ろし小説。 講談社

23 彼女たちのいる風景 水野梓/著 7時間58分
出産によってマミートラックに追いやられた凛。シングルマザーとして、発達障害の子供を抱え貧困から抜け出せない響子。週刊誌のサブデスクに昇進しながらも不妊治療がうまくいかない美華。彼女たちの本当の悩みとは…? 講談社

24 僕は珈琲片 岡義男/著 8時間36分
初体験モーニング・サーヴィス、珈琲についての映画、刑事コロンボと珈琲…。シニア世代、サブカル愛好者にはたまらない、珈琲にまつわる52篇の書き下ろしエッセイと短篇小説1篇を収録。 光文社

25 晴れときどき涙雨 高田郁/著 6時間45分
法曹界を志し挫折を味わったこと。交通事故の後遺症に苦しんだ日々のこと。阪神・淡路大震災の経験…。艱難辛苦を乗り越え、手にした希望とは? 作家・高田郁のエッセイ集。2014年刊行分にその後の9年間の出来事を加筆。 角川春樹事務所

26 はやく一人になりたい! 村井理子/著 2時間49分
家族は大切。でも、自分を大切にすることを一番にして、生きてみたい。日々の暮らしのこと、これからやりたいこと、大切な思い出、人。50代を迎えた著者が、楽しく生きるコツを考えるエッセイ集。 亜紀書房

27 だから夜空の星になって 片岡マサ/著 2時間48分
ある日突然、仕事に向かう途中で病院に搬送された父。医師から告げられたのは、原因不明の難病だった。刻一刻と体を蝕んでいく病魔によって、それまでの日常は一変し…。父親との最後の1年半を綴ったエッセイ。 幻冬舎メディアコンサルティング

28 老いた殺し屋の祈り マルコ・マルターニ/著 16時間42分
還暦をとうに過ぎながらも組織一の殺し屋として名を轟かすオルソ。40年前に生き別れた恋人と娘に会うため、二人が暮らすという町へ向かうが、道中の列車内で突如男に襲われ…。イタリア映画界の旗手が放つ慟哭のノワール。 ハーパーコリンズ・ジャパン

児童向け図書
29 こどもSDGs-なぜSDGsが必要なのかがわかる本 秋山宏次郎/監修 4時間42分
このままでは地球があぶない。未来のために考えるべきこととは。世界のさまざまな問題とそれを解決するために定められたSDGsを簡単に説明し、私たちがSDGsについてどう考え、どう行動するべきかを紹介する。 カンゼン

30 SDGs入門-未来を変えるみんなのために 蟹江憲史/著 3時間19分
環境、エネルギー、貧困、格差…。様々な課題と向き合い、「だれ一人取り残されない」未来を、どのように作っていけばよいのでしょうか。SDGsの理念や生い立ち、互いに関連する17の目標についてわかりやすく解説します。 岩波書店

31 地震はなぜ起きる? 鎌田浩毅/著 2時間58分
火山学、地球科学、科学教育を専門にする著者が、地震が起きる科学的なしくみをわかりやすく解説。地震の多い日本で安全に暮らすには、どのような準備をすればよいのかも具体的に紹介する。 岩波書店

32 森鴎外、自分を探す 出口智之/著 6時間03分
幕末に生まれて巻き込まれた明治の激動、「舞姫」の裏側にあった本当の恋愛、まだ近代文学の形が定まらないなかで賭けた文筆の道…。その時代の感覚に立ち作品や資料を読み解き、自分探しに悩む森鴎外の姿を浮き彫りにする。 岩波書店

テキストデイジー
33 水-本の小説 北村薫/著 278ページ
向田邦子、小林信彦、エラリー・クイーン…。本を愛する作家が、言葉と物語からあふれる力を掬いとり、その輝きを伝える〈本の私小説〉7篇を収録する。『波』掲載を書籍化。 新潮社

34 世間ってなんだ 鴻上尚史/著 229ページ
「世間」が息苦しくなったら「社会」に出よう。「社会」は、あなたが思っているより、ずっと広くていい加減だ。中途半端に壊れ続ける世間の中でどう生きればいいのか、そのヒントを綴る。『SPA!』連載を加筆修正。 講談社

サピエ図書館からのデイジー図書紹介
35 この国は歪んだニュースに溢れている 辛坊治郎/著 6時間43分
左派メディアが伝えない安倍晋三の姿、日本のデジタル敗戦…。新聞やテレビが伝えない真実を一刀両断! 日本で進行しているさまざまな間違いに気づきを促すとともに、未来への羅針盤を提示する。 PHP研究所

36 ポンコツ一家 にしおかすみこ/著 4時間02分
母、80歳、認知症。姉、47歳、ダウン症。父、81歳、酔っ払い。私は元SMの一発屋の女芸人。全員ポンコツである。壮絶だけど笑って泣ける、家族のリアルな物語。 講談社

37 砂の宮殿 久坂部羊/著 12時間52分
外科医の才所准一は海外富裕層向けの自由診療クリニックを運営している。顧問が不審死を遂げ、医師たちの信頼関係に亀裂が走る。高額な治療費への批判も止まず…。 KADOKAWA

当センターは、平成21年4月より公益財団法人宮城県視覚障害者福祉協会が指定管理者制度により宮城県から指定を受け運営しております。
施設運営及び事業等々に対する利用者の皆様の意見を拝聴し、できるだけ反映させて行きますのでご意見をお寄せ願います。よろしくお願い致します。

<宮城県視覚障害者情報センター>

利用時間は、午前9時から午後5時まで。閉館日は、土、日曜日と、祝日、年末年始等ですが、下記の日曜日は開館しております。
8月の日曜開館日 20日
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